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News2022.01.17
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✈メールマガジン No.031✈
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✈ ATI メールマガジン ✈ 2022 年 1 月 17 日
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発信:㈱ATI メルマガ編集部 No.031
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今回のテーマ
【1】弊社代表より新年のご挨拶
【2】コロナ感染状況と海外渡航再開の展開
【3】世界のあれこれシリーズ 「寒い日の食べ物 ~モンゴル編~」
【4】2月以降の各種プログラム&セミナーのご案内
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【1】弊社代表より新年のご挨拶
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
新型コロナ感染症が人の流れを寸断して早くも2年が経とうとしています。
その間、お世話になっている先生方や関係者の皆様方に何とかいろいろな情報をお伝えし、ATIとの絆をより強固なものにする為始めたこのメールマガジンも31回を数えます。この中で、我々は感染症に対する世界の情勢、各国の生活文化を現地からお伝えし、海外研修が難しい中で国内教育研修、オンラインセミナーなどを数多くご紹介してきました。読者の皆様からは海外が始まった折には安心、安全に十分配慮し、さらに充実した海外研修を始めたいので頑張ってほしい、といったたくさんの温かいエールをいただき、感謝と共に大変勇気づけられました。
新年を迎え、昨年のデルタに続く、オミクロンという感染力の強い変異種が世界で猛威を振るい、日本でも今年から増え始めています。世界に目を移せば欧米では感染者が増える中、ワクチンの接種率が進み、感染しても重篤化しない傾向にあることから社会経済を守るため感染対策を十分取りながら普通の生活に戻していこうとする方向性も国によっては打ち出されています。
さて、2022年は寅年ですが、トラは千里を走るともいわれています。今年は特にみずのえトラという干支で、厳しい冬を超え、芽吹き始め、新しい成長へ向かってひた走る年だそうです。株式会社ATIも今年はトラのように何事もスピード感をもって積極的に攻めながら皆様方と一緒にコロナに打ち勝っていきたいと思います。
メールマガジンを読んでいただいている皆様が希望に満ちた幸せな年となりますように祈念するとともに本年もより一層のご指導、ご交誼を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
株式会社 ATI
代表取締役社長 田中國智
【2】コロナ感染状況と海外渡航再開の展開
現在の世界的なコロナウィルス感染状況については、残念ながらいまだ感染拡大が止む気配はありません。特に、昨年11月末頃から発生したオミクロン変異株発生後は、爆発的にその新規感染者数が世界各国で広まっております。日本においても年明け以降、感染の第6波が起こり、あっという間に昨年の9月頃の感染者数と同レベルの状況になり、オミクロン株への移行も確認されています。
しかしながら、昨年のデルタ株蔓延の時とは異なり、オミクロン変異株については重症化率、致死率についてはかなり低いようであり、欧米諸国においては経済活動などの制限を緩和しながらコロナ対応に当たっていく方向性を示しているので、本質的な部分では少しずつコロナ禍の脅威が鎮静化に向かっていることを期待します。
今回は、海外研修旅行の実施(カナダ、米国、英国、オーストラリア)を想定した海外渡航(国際往来)再開に向けての要件について整理、確認してみたいと思います。
もちろん訪問先国のコロナ感染の収束が前提ですが、それに伴う現在の渡航要件についての改善・緩和が必要です。分類としては、以下の3項目です。
1)各国の入国要件・措置
2)日本の水際対策(帰国・入国時の措置)
3)外務省が発出する渡航先の感染症危険情報(4段階)
1)各国の入国要件・措置
これらの入国要件・措置については、国毎に様々な設定がありますが、大別すると以下の通りです。
①ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)
②入国前後のPCR検査実施(陰性証明書)
➂宣誓書、健康申告書、渡航者追跡フォーム等
④入国後の自己隔離
上記①ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)については、各国とも必須の入国要件としており、入国14日前迄に指定された種類のワクチン2回の接種が必要です
(※18歳未満の渡航者等についての免除される場合があります)。
ワクチン接種証明書は紙版またはデジタル版のいずれかとなりますが、日本では昨年12月20日にデジタル版がリリースされ、スマートフォン上の専用アプリから申請することでワクチン接種証明書が発行可能となりましたが、マイナンバーを予め取得しておく事が前提となります。
いずれにしても前広に準備、手続きを行う必要があります。
②入国前後のPCR検査実施(陰性証明書)についても、国により入国前1~2日前以降の検査実施を要件にしており注意が必要です。尚、陰性証明書は英文版が必要です。
このPCR検査及び陰性証明書取得については、相応の費用(15,000~30,000円前後)がかかります。
➂の各種書類、フォームについては、書面またはアプリ上での申請、登録が求められ、出発直前に手続きを行う必要があります。
例)米国:Attestation, カナダ:ArriveCAN, 英国:Passenger Locator Form
オーストラリア:Travel Declaration等
尚、これらの登録にはスマートフォンの携行が必要となるものがあります。
また、上記の各国政府が要請するもの以外に利用航空会社が個別に設定するWebサイトやアプリ登録などがありますので、利用航空会社の情報確認が必要です。
以上、各国の入国要件・措置については、詳細な規定や条件設定があり、改定も適宜行われますので、渡航者予定者においては最新情報の確認と余裕を持った準備が必要です。
2)日本の水際対策(帰国・入国時の措置)
具体的には、以下の項目になります。
①最終出国地における出国前72時間以内に実施したPCR検査(陰性証明書)
②Web質問票の提出専用アプリのインストールと登録
➂空港でのコロナ検査
④誓約書の提出
➄専用アプリのインストールと登録(3種)
⑥指定施設(及び自宅)での隔離(入国後14日間)
➆公共交通機関の不使用(入国後14日間)
①の現地訪問先でのPCR検査については、渡航計画時に予めスケジュールの中に検査場所、日時などの設定、予約を行っておく必要があり、費用についても予算化しておかなければなりません。
尚、②、➂を行うには各自スマートフォンの携行が必要となります。
上記で特に負担となるのが⑥の隔離で、渡航先国により入国後、最初の3~10日間は検疫所が確保する宿泊施設で待機、その後、自宅での待機で合計14日間を隔離期間に充てることは、業務上の渡航者以外にとっては現実的には困難といえます。
また、➆公共交通機関の不使用も帰宅時においては、手間、費用的負担は大きいといえます。
以上、特に①、⑥、➆の措置が実際的な団体渡航再開への大きな負荷といえ、これら
の緩和、解除が進まなければ、本格的な海外渡航再開にはつながりません。
尚、現在の水際対策については、政府は2月末まで延長する方針を1月11日に表明しました。早期に措置緩和、解除がなされるよう、コロナ感染状況の改善及びオミクロン株の実態に即した新しい対応方針の導入を強く望みます。
3)外務省が発出する渡航先の感染症危険情報(4段階)
この指標が海外渡航を検討する際の一番重要な要件と言えます。この感染症危険情報については、現在、海外研修などで訪問する国の多くが、感染症危険度レベル3(渡航中止勧告)になっていますが、レベル2(不要不急の渡航は止めてください)以下になることが学校旅行を実施するための基本要件といえます。
この感染危険情報については、政府、外務省が今後の世界各国における感染状況を慎重に見極めて判断、緩和を行うと思われます。
以上、現在の各種渡航要件についてご案内しましたが、3年目に入った新型コロナウィルス感染の最終的な鎮静化ができるだけ早くなされ、コロナ後のニューノーマルの時期に移行し、現在の厳格な渡航規制がそれに合わせて大幅に緩和されることを願ってやみません。
<参考>
外務省 海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/ )
厚生労働省 水際対策に係る新たな措置について
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html )
【3】世界のあれこれシリーズ 「寒い日の食べ物 ~モンゴル編~」
モンゴルのお正月は「ツァガンサル(白い月)」と呼ばれ、旧暦に従います。
今年は2月2日が新年です。親戚一同、友人知人が集まった時に欠かせない食べ物が、国民食「ボウズ」。日本のシュウマイや肉まんのようです。
正月前から何百、何千と作り置きをしておき、遊牧民は天然の冷蔵庫=ゲルの屋根で保存します。
モンゴルの冬は大変厳しく、世界一寒い首都ウランバートルの1月平均気温は、マイナス15℃。冬になると、よく食べるのが羊肉から馬肉へと変わります。
高カロリー、高タンパク、ビタミン豊富、疲労回復にコレステロールを下げる効果もあります。厳しい冬を越す為、身体にエネルギーを貯め込みます。
ボウズに入れたり、麺と一緒に茹でて食します。
チンギス・ハーンの遥か前から続く、大草原に生きる遊牧民の知恵です。
記事・写真は風の旅行社高嶋様から提供いただきました。次回は韓国・ロシア編をお届けします。
【4】2月以降の各種プログラム&セミナーのご案内
2月19日(土)開催 【オンラインセミナー】
「スウェーデンのレッジョ・インスピレーションと質の高い保育者研修」
世界でも注目を集めるスウェーデンの幼児教育。今回は、スウェーデン・ストックホルムのレッジョ・エミリア研究所 の事務局長であり就学前学校保育士、ペダゴジスタでもあるグレーガー・ロスネス氏を迎え、スウェーデンの レッジョ・インスピレーションの実践について学びを深めていきます。
チラシ詳細はこちら↓↓
https://www.ati-jp.com/news/2022/01/2022_01_06_143626.html
3月5日(土)開催【オンラインセミナー】
「幼児教育の基礎フレーベル教育の魅力と今求められるその可能性」
世界で初めて幼稚園を創設し、現在の遊びを中心とする幼児教育の礎を築いたフリードリヒ・フレーベル。 フレーベルは幼児期における遊びの教育的意味を重く見て、積み木を中心とする教育遊具を考案、製作しました。
今回はフレーベル教育、幼児教育について多数の著書があるマティアス・ブロッドベック先生を迎え、フレーベル教育について、現場での実証やトレーニングなどのお話を通して学びを深めていきます。
チラシ詳細はこちら↓↓
https://www.ati-jp.com/news/2022/01/2022_01_11_112628.html
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発行:株式会社 ATI
編集人:桶川友里恵・三芳馨・山口清華・萩原珠未・川村裕子・久保田大洋
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