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News2020.06.19
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【福岡営業所】フィンランド・北カレリア
フィンランド・北カレリア①
日程:2019年11月11日~11月16日 6日間
利用航空会社:フィンランド航空(成田ーヘルシンキーヨエンス)
2019年11月11日~11月16日から6日間、フィンランドの南東部からロシアの北西部にかけて両国の国境付近に位置する「カレリア」へ視察に行きました。
その中でも今回訪れた北カレリア地方では、観光地・教育旅行先としてフィンランドの新しいディスティネーション先として最近注目されています。
最初の2日間は学校施設を主に見学し、残りの2日間はコリ国立公園付近のゲストハウスやユースセンターを訪問。フィンランド・カレリアならではの学校生活の様子やアクティビティを体験しました。
カレリア地方
北カレリアはフィンランドの東側、ロシアとの国境付近に位置しています。
そのため、カレリア地方は長い間両国の争いに巻き込まれてきました。
現在の国境が決められたのも第二次世界大戦以降で、ロシア領内にもカレリア地方の文化や言語が残る地域が今でも残されています。
フィンランドだけではなく、ロシアの文化も色濃く受け継いだ東西文化の交流地域としても注目されている現在のカレリアは、歴史的だけでなく、教育視察にもとても興味深い地域でした。
また、カレリアの美しい自然風景は、その景観とカレリア特有の歴史文化は、旅行先、だけでなく研修先としても、ヨーロッパ各地からの観光客だけでなく、フィンランド人にも親しまれています。
教育機関
ほとんどの学校や幼稚園が市内中心地から徒歩圏内にあり、街作りが合理的な点、学内や街のパブリックスぺ-スではいろんな箇所に使う人たちにやさしいユニバ-サル・デザインが使われている点などは観ていて新鮮でした。
訪問した学校、幼稚園では海外からの生徒の受け入れに積極的な様子がうかがえました。
また、フィンランドではそれぞれの学校が独自で自分たちの教育カリキュラムを作っており、特にカレリアは教育面でも、ほかのフィンランドの地域に劣らない、一人一人を大切にする教育を行っていました。
移動手段
フィンエアーは福岡からヘルシンキまでの直行便が週3便(4月から10月まで)就航しています。
日本から一番近いヨーロッパとして、日本でもフィンランドをプロモ-ションしてされています。
上記の期間外であれば、福岡から成田へ移動し、ヘルシンキへ移動します。
またヘルシンキから北カレリアまでの移動方法については、一般的には小型の飛行機が利用されます。しかしSDG'sのテーマとして環境問題を考えた際、列車での移動も可能です。
研修受け入れの実績
中国から200人の大型団体が2019年夏に北カレリアに訪問し、その際はヘルシンキからバスで数日掛けて移動してきたそうです。
日本の学校から北カレリアへの訪問はまだ実績はありませんが、中国を始め、スペインやイタリアなどのヨーロッパ諸国からは多くの団体が北カレリアを訪問しています。
学校訪問だけでなく、ゲストハウスやユースセンターなどでの昔ながらの道具を使った火おこし体験などのサバイバル授業や、チームビルディング、体を使ったアクティビティも提供しています。
夏であればサイクリング、冬であればクロスカントリーなどのアクティビティもゲストハウス同士で連携して提供しており、カレリア料理のクッキングクラスなど体験型の旅行ができます。
ホームステイに関してはまだ実績が少なく、大人数での滞在はゲストハウスやユースホステルを利用することがあります。
ゲストハウスやユースホステルにカレリア地方の学生やスタッフを招待し、滞在してもらうことは可能です。
また、少人数であればホームステイの受け入れは可能です。
今後数回の記事に分けて、カレリア地方の
- 学校(幼稚園・小学校・中学校
- アクティビティ
- 宿泊場所
等を紹介していきます。
ご質問・お問い合わせ等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
福岡営業所 村里
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