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News2020.06.03
- 東京本社
✈メールマガジン NO.2✈
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✈アサヒトラベルインターナショナル メールマガジン✈
2020年6月3日
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発信: ㈱アサヒトラベルインターナショナル メルマガ編集部 No.002
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今回のテーマ
【1】各国の現状 「ニュージーランド編」
【2】ニュージーランド大使館より オンラインセミナーのご案内
【3】第2回アンケートのお願い
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No.001のアンケートにご協力いただきました先生方、ありがとうございました。
現在まだ回答を継続的にいただいております為、アンケート結果につきましては、次回のメールマガジンにて共有させていただく予定です。もしこれからご回答いただく予定、という場合には、6月6日までにご回答いただけますと幸いです。
【1】各国の現状 ニュージーランド編
第2回目の今回から、世界各国のコロナ感染症流行の始まりから、現在の状況についてなど、各地の皆様にお話を伺いました。
学校交流や学期留学先として人気のニュージーランド(以下NZ)は、コロナ状況下において、迅速かつ、国民を第一に考えた、かなり早い段階でのロックダウンの開始、経済への対応を行い、アーダーン首相のコミュニケーション能力、対応には目を見張るものがありました。
国の成り立ち、教育水準の高さにおいても、研修先としての興味が増すばかりです。
今回は、様々な研修でお世話になっている、オークランド留学センター小西様にお話をお伺いました。
●NZのコロナ発生から今までの国の動きについて
初の感染者は2月末に、海外から帰国した人でした。その後、約1か月で500人に感染し、政府は3月下旬にLevel4のロックダウン(厳戒態勢)を発表しました。ロックダウン期間(5週間)は、Essential Work(必要不可欠の仕事)を除き、すべての不要な外出が禁止となりました。その後、感染抑止がほぼ成功し、4月28日にLevel3、5月14日にLevel2へ。大人数での集会が禁止されている以外は、すべての経済活動が再開され、新規感染者数もゼロの状態が続いています。
感染抑制の指導者は、若き女性リーダーJacinda Ardarn首相(39歳)と、保険省のDr Ashley Broomfieldです。
ロックダウン中から毎日国民向けの会見を行い、現在の感染状況を詳しく説明し、国民がすべき対応策について具体的な周知を行いました。さらに首相は自宅からSNS動画を使って国民からの質問にも直接、そして明確に回答する徹底ぶりでした。常に笑顔で、そして分かりやすく理路整然と受け答えする姿は、国民に安心感を与え続けたため、ニュージーランド国民はロックダウンに関しても非常に協力的であったと言えるでしょう。
感染者数:1504名/完治者数:1481名/入院者数:0名/死者数:22名(6月1日現在)
経済対策としてはWage Subsidy(雇用者給付金)の12週間分の配布をロックダウンが始まる前から開始しました。
WEBで企業経営者が申請し、約1週間で入金されましたので、多くの企業が雇用を守ることを出来ました。しかし、経済の落ち込みは激しく、今後の復興にはまだ長い道のりが掛かります。
国境はまだ封鎖されたままであり、GDPの5%をも占める観光業が苦境に立たされています。旅行客、留学者は経済復興には絶対必要であり、早期のワクチン開発と世界各国の感染抑制が必須です。
●ロックダウン中、NZらしさを感じたエピソード
①バブルという概念
ロックダウン中の概念として、「ひとつ屋根の下」の人と接触できる「Stay in your BUBBLE」という言葉があります。使い方は、学校再開後、子供たちを数人ずつバブル化して、他のバブルとの接触をさせない、 NZとオーストラリアを1つのバブルとして、まずはこの両国間での国境解除を目指す、など。
②テディベアハント
ロックダウン中は、散歩は許可されていました。少しでもその時間を楽しめるようにと、窓にテディベアを飾っておく「Teddy Bear Hunt」が流行りました。ぬいぐるみでもOKです。かなり流行し、私も自宅の窓にテディベアを飾りました。
●現在のオークランドの今の町の様子について
シティ中心部は、観光客や留学生もなく、在宅勤務の人も増えたため、人通りは静かな状態です。飲食店の売上はまだ通常の半分にも満たない状況のようです。公共交通はソーシャルディスタンスを守るため、乗車人数を制限しています。
●現地校の運営状況
小学校:ロックダウン中は、公立学校には校区があり、エリアによって経済格差もあります。パソコンがなく、オンライン授業ができない子供たちが多い地域には、政府がパソコンとモバイルWifiを用意しました。
中高校:ITが得意な教師はZoomを使って積極的に授業をしていましたが教科担任の力量によって差が出たようです。5月18日からはどの学年もキャンパスで学んでいます。
大学:NZの8つの大学はすべて国立ですが、多くの留学生を受けいれています。特に中国人留学生が多いため、経営危機に直面している大学もあるようです。
●今後の旅行や留学に関しての状況
国境封鎖解除はワクチン開発が前提のため、当面の間NZへの旅行は難しいと思われますが、教育大臣は「入国後2週間の隔離を条件に、長期留学生の受け入れを許可」という案を政府に提案中で、来年の始めには、長期留学生が入国出来るかもしれません。
弊社としましても、世界中の知恵を集めて、早急なワクチン開発を祈っております。
小西様、取材のご協力をありがとうございました。
弊社今年3月に実施予定だったニュージーランド現地校体験プログラム(募集型研修)は、コロナの為、残念ながら中止となりましたが、次年度パワーアップした内容で、皆さまにご紹介させていただきます。
★補足情報★
アーダーン首相のインスタグラム:https://www.instagram.com/jacindaardern/
NZ保健省のサイト:https://www.health.govt.nz/our-work/diseases-and-conditions/covid-19-novel-coronavirus/covid-19-current-situation/covid-19-current-cases
NZ政府のサイト:https://covid19.govt.nz/
(現在のアラート、やっても良いこと等がわかりやすいサイトです)
【2】ニュージーランド大使館から オンラインセミナーのご案内
一昨年、弊社のACCIセミナーでご講演いただきました、ニュージーランド大使館エデュケーションニュージーランド北岡美佐様より、教育旅行関係者また、研修等に関わる先生方を 対象としたオンラインセミナーのお知らせをいただきました。
エデュケーションニュージーランドでは、コロナ感染症流行の早い段階から、教育旅行関係者や先生方向けに現地の情報を継続的に発信しています。
以下のセミナーではゲストをお迎えして最新情報をお届けくださるそうです。
皆様の情報収集に役立ちましたら幸いです。
申込方法(英語)
*別サイトへリンクします
*参加費無料
*お申込完了メールにてZOOMのリンク(全回同じ)が送られます。
*第1回のみ英語。その他は日本語
*6月5日より毎週金曜13:00~13:45 全5回
第1回 6月5日「NZ政府によるCOVID-19対策、留学生への対応について」
第2回 6月12日「NZ中学・高校からの現地レポート」
第3回 6月19日「NZ中学・高校 オンライン学習デモンストレーション」
第4回 6月26日「NZ大学、ポリテクニック、英語学校からの現地レポート」
第5回 7月3日「SDGsをテーマとしたNZの観光・ビジネスのトレンド」
【3】第2回アンケートのお願い
この度、アサヒトラベルインターナショナル・アサヒ国際文化交流協会※では、昨今、企業・学校・団体で取り組みが始められているSDGs(持続可能な開発目標)について、学校様での取り組み状況を拝聴したく、下記アンケートのご回答をお願いいたします。
(※日本と海外における双方向の交流事業に貢献することを目的として設立した協会です。)
尚、7月に開催予定の【デンマーク在住のニールセン様と宮城県東松島市職員による「SDGs達成度ランキング1位のデンマークにおけるSDGsの取り組み・未来都市、東松島」をテーマにしたSDGs無料オンラインセミナー】にご招待いたします。
詳細は、後日ご連絡させていただきます。アンケート結果につきましては、今後のメールマガジンにて共有させていただく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。
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発行:株式会社アサヒトラベルインターナショナル
編集人:桶川友里恵・木村奈々・萩原珠未
住所:東京都千代田区神田東松下町13 神田プラザビル7F
電話番号:03-3526-3581 ファックス:03-3526-3582
※このメールマガジンに関しまして情報提供、ご意見・ご感想は、ツアー担当者までご連絡ください。当メールは日頃お世話になっている学校の先生方、また弊社セミナーにお越しいただきました皆様にお送りしております。配信を希望されない場合は、お手数ではございますが、発信元担当者までメールにてお知らせください。
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