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2015.12.08

  • 海外現地レポート

エストニア・ラトビア・リトアニア研修旅行

2015年10月20日(火)~27日(火)の8日間、ラトビア観光局主催のバルト三国研修旅行に参加してきました。
バルト三国は、歴史の授業で名前を少し聞いたことがあるぐらいで、パッと思い浮かぶイメージがまったくありませんでした。バルト三国の位置も調べないといけないほど、私は何も知りませんでした。
ちなみにバルト三国はロシアの西、フィンランドの南に位置しています。10月末でも日中の気温は5-7℃と、とっても寒くあいにくお天気も良くなかったのですが、晴れると街中のいたるところで見ることの出来る紅葉が本当に綺麗でした。

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紅葉がきれいです

バルト三国とは。。。

訪れる前は、面積も人口も小さいし、3カ国ともソ連に占領されていたので、似通った国かなと想像していましたが、隣接した国にも関わらず、言葉・文化・宗教などたくさんの違いがあることに驚きました。リトアニアも今年の1月にユーロに加盟し、3カ国ともユーロが使えるようになり旅行しやすくなりました。小さい国だからこそ、他の言語を学ぶことが大切だそうで誰でも最低2か国語は話せるそうです。(年配者は主にロシア語、若者は英語)テレビをつけてみても、様々な言語のテレビ番組を見ることが出来ました。

≪リトアニア≫

リトアニアは現地語で(リエトゥバ)と言われており、雨の国という意味だそうです。それだけ雨が多く、天気が変わりやすい場所です。リトアニアで有名な日本人と言えば、第二次世界大戦中カウナスの日本領事館に滞在していた杉原千畝です。ポーランドなどから逃れてきたユダヤ人に日本行きのビザを発給し、約6,000人のユダヤ人の命を救ったといわれています。リトアニアの首都、ヴィルニュスには杉原通りがあるそうです。今年の12月には、唐沢寿明と小雪が主演で映画化されるそうです。実際にカウナスの元日本領事館にも来られたと聞き、映画を見てみたくなりました。

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ヴィルニュスの旧市街

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杉浦千畝の記念碑

≪ラトビア≫

1510年に世界で初めてクリスマスツリーに飾りを付けた場所がラトビアの首都リガです。(飾りつきでないツリーを最初にクリスマスに使い始めたのはエストニアのタリン)
1974年の旧ソビエト時代から、首都リガは神戸と姉妹都市だそうです。神戸の王子動物園にリガから象が送られたり、神戸から送られた時計がリガにあったりと、リガでの神戸の知名度は高いらしいです。私は兵庫県民なので、とても親近感が湧き、嬉しい気持ちになりました。

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リガの旧市街地

≪エストニア≫

交通事故が大きなニュースになるぐらい、とても治安の良い国です。エストニアはスカイプの本社があり、会社を始める手続きや日本では市役所に行かなければならないようなことも全てオンラインで出来るIT大国です。日本で始まったマイナンバーのような制度も何年も前から実施されており、日本の担当者がエストニアに視察に来たそうです。日本がエストニアと同じようなシステムを使ってマイナンバー制度を始めるということがニュースになったそうです。日本では個人情報が漏れることを恐れてたくさんの人が反対しているということを現地人に話すと、「その気持ちはわかるけど、政府を信用しなければいけない。将来必要なことだし、きっと便利になるわ。」と言われ、妙に納得してしましました。

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タリンの旧市街地

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城壁跡


今回の研修に参加して、バルト三国それぞれ違いはあるものの、共通してたくさん悲しい歴史をたくさん経験してきたのだなということを思わずにはいられませんでした。次回、訪れる際にはもう少し歴史を勉強してから行くと、更にいろいろなことが出来て面白いだろうな、と思いました。とても良い経験をさせてもらって感謝です。もっとたくさんの人に魅力にあふれるバルト三国を訪れて欲しいです!

大阪営業所
船木 友香子