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News2015.10.20
- 海外現地レポート
ベラーミン高校来日
2015年6月、アメリカ合衆国ワシントン州タコマの高校生が日本にやってきました。彼らは日本語クラスで日本語を勉強しており、日本に対してとても興味を持っています。たった2週間と言う短い期間でしたが、彼らがどんな研修を行っていたのかを紹介します。
来日グループ京都訪問
まずは京都、清水寺や金閣寺、映画村などを見学し、京都らしさを満喫しました。祇園を訪れた際には、茶道を体験、茶道を通して礼儀作法も学ぶことができました。
祇園にて
大阪へ
京都の次は大阪へ。大阪にも有名な観光地がたくさんあります。大阪城、道頓堀などを回りました。しかし最近の外国人観光客のお目当てには、観光地巡り以外に「お買いもの」が加わっています。彼らも大阪梅田にある大型家電量販店「ヨドバシカメラ」で、電化製品を見学し、お目当てのゲームコーナーでたくさん時間を費やしました。
大阪城にて
メイドさんと
彼らの興味は観光地やマンガだけではありません。日本の「新幹線」も大好きです。大阪から新幹線に乗って広島での研修も行いました。今年は終戦70年目と言う節目の年でもありました。広島の平和公園へ行って、改めて平和の大切さを学んだことでしょう。
また最近外国人観光客に人気なのが「高野山の宿坊体験」です。高野山の方も外国人のお客さんに慣れているらしく、お部屋のことやお寺での過ごし方、高野山周辺の観光についても、とても丁寧に説明してくださいました。
広島原爆ドーム
高野山の食事
日本の学校での交流とホームステイ
さて、研修の最後を締めくくるのが「日本の学校での交流とホームステイ」でした。今年は神戸市にある男女共学の高等学校が受け入れをしてくださいました。まずはホームステイ。受け入れてくれた生徒の皆さんは、ご家族と共にいろんなプランを考えてくれていました。兵庫県内にも名所はたくさん。特に彼らが行きたがっていたのは「姫路城(通称:白鷺城)」です。ホームステイは週末を使って行われ、各自がホストファミリーと過ごしていましたが、何人かの生徒が姫路城で会うことができたそうです。姫路城の他にはJリーグの観戦、USJ、お買い物などをして、それぞれが楽しく過ごしていたようです。
週末が終わり月曜日、ホストスチューデントと共に登校してきました。アメリカではあまり馴染みのない「電車通学」で登校、それだけでなく「朝の通勤ラッシュ」も体験することができたようです。
さて、この日は学校での授業体験の日でした。まずは体育で柔道を見学、この日は受け身の練習だったので、全員が体験させていただくことができました。 初めて見る畳の道場に、生徒たちは大喜びでした。
次はパソコンの授業へ。アメリカの学校で日本語を学んでいる彼らも参加、日本の高校生たちと日本語、英語、数字のタイピングゲームで勝負し、平均点で見事な勝利を収めていました。
柔道を体験
パソコンの授業
そして次は書道の授業へ。日本の生徒たちが筆の使い方と漢字を教えてくれて、お手本を見せてくれたり一緒に書いてくれたりしました。そして七夕が近かったこともあり、細い筆を使って「たんざく」に願い事を日本語で書き、笹の葉に飾りました。それにどのような意味があるのかを、日本の生徒たちが一生懸命説明してくれていました。
書道
意外と上手い
そして昼食の時間。その日はホストファミリーがお弁当を持たせてくれました。アメリカのランチとは違う日本のお弁当を嬉しそうに食べていました。
最後はそれぞれのホストスチューデントの授業に参加し、日本の授業風景を見学しました。
来日グループに同行して分かったこと
約2週間と言う短い間でしたが、日本でたくさんのことを学び、経験し、思い出を胸にアメリカに帰国していきました。少しハードなスケジュールでしたが、生徒たちはみんな楽しそうな笑顔を絶やすことなく、日本を満喫していたようでした。
日本にいる私たちが外国へ行くことだけが国際交流ではありません。外国から日本に来てもらい、日本の文化を学んでもらうことで、自分たちが改めて日本の良さを知るきっかけを作る、これも国際交流の一つだと思います。
ドーナッツ店で記念撮影
飛行機の中で
大阪営業所 秋吉