TOP / ニュース / イタリア食文化研修(9月)

ニュース

News

2013.11.12

  • 海外現地レポート

イタリア食文化研修(9月)

大学生と食文化研修旅行へ

9月初旬に大学生対象の「食文化研修旅行」で、イタリアに添乗に行ってきました。
前半でナポリ・ソレント半島などの南イタリアを訪れシーフードを中心とした料理、後半でローマやフィレンツェ・近郊の小さな村などの中部地方を訪れ肉中心の料理を味わい、地域によって異なるイタリア料理を学ぶことが目的でした。また実際にイタリア人シェフに教えていただきながらイタリア料理を作り味わう、普通では体験できないようなツアー内容でした。

本場ナポリのマルゲリータ・ピッツア

イタリアに到着し最初に食べたのが本場ナポリのマルゲリータピザです。ナポリの下町と呼ばれるスパッカ・ナポリの人気店で、直径30センチほどの大きなピザがなんと1人1枚!学生さんは半ば苦しみながら食べていましたが、地元の方はぺろりと平らげていました。恐るべきイタリア人の胃袋!

モッツァレラチーズの生産地バッティパーリアで、世界で一番おいしいと評された水牛モッツァレラを作っている工場を見学し、出来立てのジューシーなモッツァレラを試食。その後、パスタの発祥地グラニャーノで世界一大きいパスタ、カッカヴェッラを頂きました。パスタ製造工場も見学し、出来立てのパスタも試食させて頂きました。

margherita-pizza.jpg
本場ナポリのマルゲリータピザ

mozzare.jpg
モッツァレッラという名前は、その製法にちなみ「引きちぎる」を意味するイタリア語「mozzare」に由来するようです

caccavella.jpg
世界一大きいパスタ「カッカヴェッラ」

lecture.png

シェフによる料理講習

ホテル、レストランでの料理講習

アマルフィ海岸に面したホテルのテラスで、1回目の料理講習を行いました。 実際に厨房で腕を振るっているシェフに教えてもらいながら、ヌドゥンデリと呼ばれるニョッキ・魚醤のパスタソース・ナスとチーズのグラタン・アクアパッツァ・レモン風ティラミスを作りました。学生さんは学校で食物を専門に勉強されているので、みなさん質問をしながら熱心にメモを取っていました。講習後は昼食として自分たちが作った料理を頂きました。

研修旅行中、2度目の調理体験!

中部トスカーナ地方に移動しブドウ畑やワイン蔵、オリーブ畑を見学しました。訪れた村では、11月になると村人50人総出で2万本のオリーブを機械ではなくすべて手で摘み、報酬としてオリーブオイルをもらうそうです。 レストランで2回目の料理講習を行いました。シェフと一緒に3種類の生パスタ・カントゥッチと呼ばれるビスコット・アヒルのオレンジソース・ズッキーニの花の詰め物・ティラミスを作りました。前半の南イタリアとは食材が全く異なり、料理で使うのは肉中心。 南とこんなにも料理が違うのかと、皆さん驚いていました。1日かけて講習を行い、中部ならではの料理を存分に勉強し味わいました。

olive-tree.jpg
一面オリーブの木があります

mozzare.jpg
料理講習 パスタ作り


今回は特に料理にスポットを当て、料理を通じて南と中部のそれぞれの魅力を存分に味わうことができました。

教育研修部 梅木里香