ニュース
News2013.02.27
- 海外現地レポート
ベトナム研修旅行(ホーチミン・シティ)
研修旅行でホーチミン・シティに行ってきました。場所はベトナム南部です。到着すると、さっさと夏服に着替え、バスでホテルへ向かいました。車道はオートバイが多く、建物は煩雑としており、そこには強いアイデンティティを持った街並みがありました。
車はお金持ちが所有するとの事で、ホーチミンでの一般的な交通手段はオートバイだそうです。夕暮れどきのテールランプの群れは、観光ポイントの一つです。それほど一般的なオートバイですので、免許がないとガールフレンドもできないとのことです。免許のない私はこの街に住むことはないだろうと、車窓からの景色を眺めて思うのでした。
翌日のクチトンネルへの訪問は、旅行中で一番心に残るものでした。ホーチミン市中心部から車でおよそ90分程で到着します。そこは、ベトナム戦争の戦地の一部です。林の中をガイドさんの解説付きで歩くのですが、途中、戦時中に仕掛けられた罠などを見ることができます。落とし穴など嵌ると槍の板に挟まれれたり、刺されたり、仕組みが単純な分、より残酷に感じました。写真は、ベトナム兵が身を隠すのに使った穴です。
戦争証跡博物館にも立ち寄りました。多くは語りませんが、犠牲になるのは一般市民であり、子供なのだと強く感じました。枯葉剤などの影響で、戦争が終わっても、何代にもわたり、苦しんでいる方もいらっしゃいます。これが戦争の現実なのだと心に残りました。
2泊4日でのホーチミン市への滞在だったのですが、ベトナム戦争が起こった街という悲しい歴史を感じてきました。そして、歴史と平和について考える良い機会となりました。
テーマが楽しい観光とおいしい食事で終わらず、学ぶ旅を扱うアサヒトラベルインターナショナルの社員として、滞在期間以上に得るものがあった旅行となりました。
総務経理部 宮本