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2012.08.28

  • 海外現地レポート

ドイツ演奏旅行

3月下旬から約一週間、県立高等学校のオーケストラ部の生徒さんに付き添いドイツでの公演旅行へ行って参りました。オーケストラ関係参加者約110名に応援隊の保護者55名が加わって合計165名の大旅行でした。

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この旅行のビッグイベントは、もちろん生徒さんたちによるオーケストラの演奏です。シューマンの生まれたデュッセルドルフとワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」でその名を知られるニュルンベルクのマイスタージンガーハレにおいて演奏を披露してくださいました。

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ドュッセルドルフでは、地元のオーケストラグループU16(16歳以下の若者で結成)とセッションも行いました。会場は、200人の地元の人たちで満席。日独両オーケストラグループの指揮者の先生方をはじめ、生徒さん達もリハーサルのときから言葉の壁を越えてすっかり打ち解けたようでした。本番は、想像していた以上に盛り上がりました。両国の若者が笑顔いっぱいでまさに心をひとつにし、懸命に音楽を奏でる姿は、聴衆の皆様の胸を打ち、また、会場は友好と幸福感に満ち溢れた素晴らしいものでした。

続くニュルンベルクでは、2,200人を収容するマイスタージンガーハレ大ホールでのコンサート。この日がこの旅行で一番の目玉。緊張した面持ちで入場した生徒さん達でしたが、演奏が始まると、生き生きとした表情に変わりました。その演奏は、ドュッセルドルフのコンサートの時よりも増して一体感と気迫に満ち、堂々たるエネルギッシュなものでした。

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途中、ホールの火災報知機が作動するといったハプニングもありましたが、そんな事態をも前向きのパワーに変えた若き演奏者達。コンサートが終わったときには、満席の聴衆客からスタンディングオベーションを頂戴しました。会場は鳴りやまない拍手と感動で溢れ、生徒さんも保護者の方々も、よくよく見ると地元の方の中にも涙を流すひとがいたほどです。

生徒さんたちの逞しさ、また、日頃の努力と練習の成果によって大成功の公演旅行になりました。ありがとうございました。

教育研修部一部 山口