固有動植物の宝庫 マダガスカルを訪ねて
マダガスカルはインド洋に浮かぶアフリカに最も近いアジアといわれており、日本の1.6倍の面積を持ち、世界で4番目に大きな島です。その昔、ゴンドワナ大陸から分裂して出来たこの島では、生物が独自の進化を遂げ、現在では固有動植物の宝庫と呼ばれています。また、古い地層からなるため、昔から希少な鉱物が産することでも知られています。
今回の旅行では、ユネスコの世界遺産に登録されたツィンギー・ベマラハ国立公園、マダガスカルの固有種が多く観察できるベレンティー保護区やペリネ特別保護区、バコナ保護区などを中心に見学します。
期間
11日間
時期
秋期
宿泊
ホテル
人数
~20名
~30名対象者
高校生
大学生
社会人
POINT
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バオバブの並木道
木をさかさまにひっくり返したような、ユニークな形のバオバブ。年輪がないため樹齢を測定するのは難しいですが、数千年に達すると言われています。全部で10種のバオバブがマダカスカルでみられますが、それぞれ生息地域が限られ異なります。花は白く大きく、若菜は野菜として食べられ、樹皮は煎じて解熱剤に用いられます。
バオバブのなかでも背の高いアダンスニア・グランディディエリという種が未舗装道路の両側に並ぶ、バオバブの群生地の名所。マダカスカルの代表的な景色のひとつです。
かつては森林地帯でしたが、人々が切り開き、その際切りにくいバオバブだけが残りこのような景色ができたということです。中心地は海岸に近く、魚介類が新鮮で豊富です。海岸線も美しく、絶え間なく往来する帆船がノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
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ベレンティー保護区
サイザル麻畑の農園主であったフランス人によって設立された私営の保護区。広大なサイザル畑とマンジャレー川にほぼ挟まれるように位置し、1年中緑に覆われたオアシスのような場所です。6種類のキツネザルや、83種類もの鳥、26種類の爬虫類が生息しています。設立当初は一般開園されておらず、研究者のみが入園できた場所で、現在でもキツネザルの研究者たちが調査、研究にやってきています。
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ペリネ特別保護区
最大の原猿類「パンダスーツを着る5歳児」と例えられるインドリや、珍しい爬虫類、昆虫、植物などを見ることができる貴重な保護区。インドリは、夫婦のつがいとその子ども2-5頭の群れで生活をし、朝になるとメンバーで大きな音声で合唱をし、2km先までその声を響かせます。この合唱は縄張りの主張の役割を果たしています。
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ツインギー・ベマラハ国立公園
かつての海底が隆起し、何万年にもわたり風雨や熱によって侵食された、カミソリの刃のように鋭く削られてできた石灰岩。30~50mにも深く侵食し針山のようになり、人が簡単に入り込むことができないため、調査や管理が遅れている現状です。また雨が降っても岩の亀裂や溝に流れてしまうため、植物は充分な水分を得られず、乾燥に強い種類や非常に珍しい動物が生息しています。
モデルスケジュール
日数 | 場所 | スケジュール |
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1日目 | 東京・大阪他発 |
空路、アジア内、レ・ユニオン島経由、マダガスカルのアンタナナリボへ |
2日目 | アンタナナリボ |
午前:航空機にてモロンダヴァへ |
3日目 | モロンダヴァ |
四輪駆動車、フェリーにてベコパカへ(8時間) |
4日目 | 世界遺産に登録されたツインギー・ベマラハ国立公園へ |
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5日目 | ベコパカ |
午前:四輪駆動車、フェリーにてモロンダヴァへ(8時間) |
6日目 | モロンダヴァ |
航空機にて島の南部フォールドーファンへ(アンタナナリボ経由となる場合があります) |
7日目 | ベレンティー保護区の動植物の観察、サイザル麻工場の見学 |
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8日目 | ベレンティー |
午前:専用車にてフォールドーファンへ(3時間) |
9日目 | ペリネ |
午前:ペリネ特別保護区の見学(マダガスカル最大の原猿類インドリを探し、森の中を散策) |
10日目 | アンタナナリボ |
午前:バザールにてショッピングをお楽しみいただきます |
11日目 | 東京・大阪他着 |
入国・税関手続き後、解散 |
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